新築の大型の倉庫を建てようと建築の計画が検討されると、計画の担当者としては、「一体何を検討すれば良いのか」「どんな手順で建築の計画を進めればよいのか」など悩む方も多いかと思います。
今回はそんな方々へ、大型倉庫を建築する際に検討しておくことについて簡単に説明させていただきます。
※実際に建設する工場・倉庫の規模や取り扱う物品によっては、注意しなければいけないことは以下に紹介することに限らないので、あくまでも一般的な
例として、参考にしていただければと思います。
大型倉庫の使用用途や目的の整理
何を保管するための倉庫なのか建物の用途の整理や、今回の倉庫建設の目的や主機能を明確にします。こちらは、計画がでたときに存在しているかと思いますが、改め明確にし、社内の担当者間での共通認識にします。
新築倉庫の大きさ
今回計画している大型倉庫で何をどのくらいの量保管するのか、倉庫のキャパシティを設定いたします。それを元に今回の大型倉庫はどのくらいの大きさの建物にするのかを検討します。また、大きさを検討するときには、建物の寸法の「間口」「桁行」「軒高」がどのくらいの大きさにするのかも大まかに考えていきます。
実際に大型倉庫をどこに建築するのか、建設地探しをしていきます。
交通アクセスが良いか
自社製品等の保管による倉庫建築の場合でしたら、会社の近くなど。物流施設ですと、高速のIC、空港、港湾など、交通アクセス拠点との距離などをチェックする必要があります。また、自社の物流拠点が複数になる場合、各拠点の配送地域や配送先数を考慮する必要があります。
土地の条件が当てはまるか
建築基準法や消防法、用途、地盤等などを調べ、要望の大型倉庫の建設ができる用地を探す必要があります。
人員が確保できる地域か
新たに建築する大型倉庫で、働く従業員が採用しやすい地域なのかも検討しておくことをおすすめします。
ライフサイクルコスト
建物の計画段階から取り壊すまでにかかる費用をライフサイクルコストといいます。
新築で大型倉庫を建築する際、イニシャルコストのことばかり気にしてしましますが、場合によっては大型倉庫を建築した後にかかる費用の方が高く、ライフサイクルコストに占める割合が高くなることもあります。倉庫は、事務所や店舗、マンションなどに比べて建物にかかる維持費用は少ないといえるかもしれませんが、用途や工法によって様々なので事前に確認することをおすすめ致します。
電気代の削減
大型倉庫の変動費としてよく挙げられる、電気代もどのくらいかかるのか、省エネ設備はないのか検討することをおすすめします。
今回は、大型の倉庫を建てる前に注意することについて、建設会社などの専門業者に依頼する以前に、自社で検討する際のポイントを中心に紹介させていただきました。
夢空間は、大型の倉庫の建築の対応も可能となっており、お客様のご要望をお聞きし、予算の範囲内でお客様が使えると思える大型倉庫の建築をご提案致します。
大型倉庫の計画でのご相談も可能ですので、お気軽にご連絡ください。